森林とPEFC認証

SDGs

FSCとよく似た森林認証制度として、PEFCがあります。FSCとの大きな違いは、世界で統一された規格や基準がなく、各国の森林認証制度を相互承認するというところにあります。

FSC発足から約5年後、1999年に「汎欧州森林承認制度」(Pan European Forest Certification Schemes)が創設されました。当初はヨーロッパ11か国の森林認証制度を相互に認め合うための仕組みとして始まりました。その後、アメリカ、オーストラリア、カナダ、チリ等においても国を単位とした森林認証制度が設立され、PEFCに加盟したことで、2003年に「PEFC森林認証制度相互承認プログラム」(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)に改名されました。

スイスのジュネーブに拠点を置き、NGO、労働組合、業界団体、森林所有者団体、個人など、世界中に会員がいます。国際的な非営利団体です。

日本は2014年にPEFCに加盟しています。2020年12月末現在、加盟国は55か国、承認は48制度・47か国、認証林面積は約3億2530万ha、CoC認証は12,372件となっています。

FM認証マークが印字された木材

持続可能な森林管理のための政府間プロセスが森林認証の基準となっています。

以下は、PEFCのHPより抜粋。

PEFCは、世界の149か国の政府が支持する持続可能な森林管理のための国際基準である「政府間プロセス基準」(「世界の政府間プロセス基準」参照)の採用を基本とし、各国においてはこれらの政府間プロセスのうち当該自国の政府が参加する基準を自国の森林認証制度が使用する森林管理規格のベースとすることを原則としています。9つの政府間プロセス基準は、世界の森林環境に応じて異なります。

(参考) 世界の「政府間プロセス基準」

 1992年の地球サミットでの森林保全への動きを受けて、各国間で持続可能な森林経営のための基準、指標策定のための検討が行われ、以下の9つの政府間プロセス基準がまとめられました。

  • ヘルシンキ・プロセス(欧州)
  • モントリオールプロセス(環太平洋)
  • アフリカ木材機関(ATO:アフリカ)
  • 国際熱帯木材機関(ITTO:(東南アジア)
  • アジア乾燥森林の地域イニシアティブ
  • 乾燥アフリカ地帯における持続可能な管理のための基準及び指標
  • タラポト提案:アマゾン河流域の森林の持続可能な管理のための基準及び指標
  • 中近東プロセス
  • レパテリックプロセス


白川郷

PEFC認証制度には、2種類の認証があります。

  • 林業関係者のための「FM認証(森林管理認証)」
  • 加工・流通業者のための「CoC認証(生産物認証)」

認定の方法

準備段階として、特定の要件を満たしているか確認。

  1. 認定機関に連絡する。
  2. 監査 森林の場合、現地調査をうける。
  3. 証明書の取得。

持続可能な森林経営を促進することは、森林の保護につながります。

https://sgec-pefcj.jp