山上ヶ岳(大峯山)登山

SDGs

2021年4月初旬、山上ヶ岳(1,719m)に登ってきました。

山上ヶ岳は「女人禁制の山」、岩壁を登る「鐘掛岩(かねかけいわ)」、絶壁から乗り出す「西の覗き」などで有名です。「東の覗き」もあります。山頂にある大峯山寺は、日本で最も高いところにある国指定の重要文化財だそうです。

山上ヶ岳のふもとには門前町として洞川温泉の集落があり、参拝者のための旅館が立ち並んでいます。天川村の山の中に急に多くの旅館や店舗があらわれます。作り手の名前が書かれた「陀羅尼助」(万病に効く薬)の看板も並んでいました。洞川温泉を抜け、約4キロ上にある大峯大橋のたもとの駐車場まであがります。

大峯大橋は清浄大橋ともいわれ、大峯山登山のメイン登山口です。登山届を書いて、大峯大橋を渡り午前9時半、登山開始です。

橋を越えてすぐのところに女人結界門が残り、観光客の女性がその門を見に来ていました。

最初は林道を抜けていき、午前10時に一本松茶屋に到着です。4月はまだ営業していませんでした。

再度急な山道を登り続け、午前11時10分大峯奥駆道と洞辻茶屋で合流します。洞辻茶屋もまだ営業していませんでした。

洞辻茶屋を出て15分、鐘掛岩に到着です。ここは鎖場が残り、一部ロッククライミングもしないといけない箇所ですが、新道があり危険個所を避けて歩くことができます。雪も残っていました。

急な階段を上がる

小鐘掛岩の鎖場

鐘掛岩はロッククライミングレベル

鐘掛岩から見下ろす。直登であったことがわかる。

等額門。神聖な領域に入ったことを感じる。

修験道の中で特に有名な「西の覗き」。半身を乗り出して修行する。

「西の覗き」からの風景。しばらく待っても霧は晴れず。

午後1時大峯山寺着。「身口意三業を整え参入召されよ」と法主様からのお言葉で気を引き締めます。

山上ヶ岳山頂部。ヒメザサが広がりますが名前はお花畑です。晴れていれば稲村ヶ岳や弥山、経ヶ岳を見ることができるとのことです。この日は曇っていたので死後の世界を連想させられました。