MSC認証マーク

SDGs

 MSC認証「海のエコラベル」は、水産資源と環境に配慮し適切に管理された天然水産物を対象とする漁業の認証およびエコラベリング制度です。MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協会)の本部はイギリスにあります。

 MSC認証を受けるには、漁業がMSC漁業認証規格に則り、MSC漁業認証を取得し、その漁業で獲られた水産物を流通から製造、加工、販売に至る全ての過程において「CoC認証」を取得した企業が適切に管理することが条件です。

 製品にMSCラベルを付けて販売するには、CoC認証を受け、ラベル使用ライセンス契約を交わす必要があります。CoC認証は、加工者、卸売業者、レストラン、小売店などサプライチェーンの各過程で認証されていることがもとめられます。

 MSCの目的は、消費者の力で世界の水産資源枯渇を食い止めることです。MSC「海のエコラベル」が付いた製品が市場に増え、購入が進むことによって、持続可能で適切に管理された漁業が広がり、対象となる漁業資源やその周辺の海洋環境が守られていきます。それにより、将来にわたって魚を獲り続けていくことができます。

 MSC認証を取得している日本企業を紹介します。(2020年12月現在)

  • 北海道漁業協同組合連合会(北海道):ホタテガイ漁業        【認証取得年:2013年】
  • 明豊漁業株式会社(宮城県塩釜市):カツオ・ビンナガ一本釣り漁業  【認証取得年:2016年】
  • 石原水産株式会社(静岡県焼津市):カツオ・ビンナガ一本釣り漁業  【認証取得年:2019年】
  • マルト水産株式会社(兵庫県相生市):垂下式カキ漁業        【認証取得年:2019年】
  • 株式会社臼福本店(宮城県気仙沼市):タイセイヨウマグロはえ縄漁業 【認証取得年:2020年】

 詳しくは、https://www.msc.org/jpをご覧ください。