風蓮湖

SDGs

風蓮湖は根室市と別海町にまたがる、湖水面積57.5平方キロメートル(日本湖沼13番目)、周囲96kmの湖です。ヤウシュベツ川、風蓮川など10数本の河川が流入する汽水湖で、汽水湖としてはサロマ湖に次いで北海道第2位です。砂嘴で隔てられているものの、オホーツク海につながっています。湖の周囲には広大な湿原、森林、砂丘が広がり、日本の野鳥の半分以上約330種が観察されています。

湖の東岸の春国岱には、根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターがあり、日本野鳥の会のレンジャーが常駐して管理しています。春国岱(しゅんくにたい)はアイヌ語の「シュンク・ニタイ」(エゾマツ林)からきており、名前の通りアカエゾマツが見られます。隠れ場所となることから、タンチョウの営巣地や、白鳥の飛来地、エゾジカの越冬地となっています。2021年2月には北米に多く生息するハクトウワシが飛来していたそうです。

1993年鳥獣保護区(集団飛来地)と特別保護地区に、1962年には野付地域とともに野付風蓮道立自然公園に指定され、2005年にはラムサール条約登録湿地となっています。別海十景、根室十景にも指定されています。

道の駅スワン44ねむろからは、タイミングが合えばオジロワシ、オオワシやオオハクチョウが観察できるようです。道の駅は根室市のご当地グルメ「エスカロップ」を提供しており、市のエスカロップ・パンフレットにも掲載されています。

また風連湖にはホッキ、アサリなどの貝類や、コマイ、ワカサギといった魚類など多くの海産資源があり、漁業も盛んです。12月下旬頃から結氷を始め、1月~3月はワカサギ釣りのシーズンになります。また氷下待網漁も行われます。

風蓮湖畔の走古丹(はしりこたん)にあるニシン種苗生産センターでは、ニシンの人工ふ化を行っています。ニシンは、低い塩分の汽水域を持つ湖を好み、風蓮湖のアマモがニシンのよい産卵場所になっています。風蓮湖産ニシンは、湖沼性ニシンの中では日本有数です。

2020年8月春国岱を訪問しました。木道や展望台が整備され、手軽に散策も楽しめました。エゾジカやキタキツネに出会うことができました。湿原とアカエゾマツの風景は、まるで外国の国立公園のような絶景でした。

春国岱


エゾジとサギ


木立のすぐそばを歩くキタキツネ


エゾジカの子供